高津中学校卒業式

３月１０日、高津中学校第５１回卒業証書授与式に招かれました。

開式の時間を迎え、会場となった体育館には男子141人、女子159人、計300人の卒業生たちが、マスクを外し、しっかりと前を見つめ入場してきました。

来賓席のすぐ後ろに座っていらした保護者の方は「あー、もう今からダメだ。」と涙を拭っているご様子。

私も鼻の奥がツーンとなる。

あらためて、

ご卒業生の皆さん、おめでとうございます。

保護者の皆さまのお喜びもひとしおかと存じます。

３年前、新型コロナウィルスの感染ピーク時に入学時期を迎えた皆さんは、本来であれば４月に行われる入学式が６月１日になってしまいましたね。

でもウィルス感染の不安より、中学校という新しい世界や仲間との出会いにワクワクしていたのではありませんか？

そのことは卒業生代表のご挨拶にもありました。

学校目標の「挨拶、歌声、無言清掃」に加えて、「全力、素直、協力、感謝」という学年目標を掲げて学校生活を送ってきたと。

目の前のことに全力で取り組む、自分に素直、みんなと協力して、いつも感謝の気持ちを忘れずに、と。

皆さんはどんな時でも強かったですね。

負けなかったのですね。

高津中学校創立50周年という節目の年をしっかりとリードしてくれました。

記念誌に記した「10年後の自分に」というメッセージ、この中学校での経験や思い出がきっと10年後の皆さんを素敵な人にしていると思います。

式の最後に「卒業の歌」として披露してくれたEXILEの「道」、歌詞の一節です。

道、君と歩いた今日まで

かすかに動くくちびる

特別な時間をありがとう

「心」「勇気」「友」「笑顔」

嬉しすぎて

溢れ出した涙が止まらない