12月議会報告

活動報告, 議員活動

令和3年度第4回定例会(12月議会)は、上程された議案全て原案可決、承認され、

12月22日に閉会いたしましたことをご報告申し上げます。

 

議決結果(令和3年第4回定例会) – 八千代市 (city.yachiyo.chiba.jp)

 

また今定例会では、昨今の鉄道会社各社(小田急電鉄、北総鉄道、京成電鉄等)の料金変更の報道を受け、我々市議会から市長、行政に対し「東葉高速鉄道の通学定期の割引率引上げの早期実現を求める決議」を発議し、全会一致で可決となりましたことも合わせご報告申し上げます。

 

高速鉄道の通学定期の割引率引上げの早期実現を求める決議

 

東葉高速鉄道は、平成8年4月の開業以来、市民の通勤・通学等における身近な交通手段として利用され、令和2年度決算では、新型コロナウイルス感染の感染拡大及び2度にわたる緊急事態宣言発出等に伴う筋済・雇用情勢の悪化、外出自粛やテレワークの増加等の影響を受け、大幅な減収減益となりながらも、11期連続で経常利益及び当期純利益を計上している。

 

しかしながら、依然として多額の有利子負債を抱え、その償還が経営を圧迫しており、高額な運賃が利用者にとって大きな負担となっている。

 

以前から服部市長は、通学定期の割引率引上げを求める市議会からの意見に対し、東葉高速鉄道に提案して議論を重ねてまいりたいと述べており、本年5月の八千代市長選挙では、東葉高速鉄道の通学定期の割引率引上げを公約に掲げ、再選された。

 

直後の市議会の一般質問では、「子育て世帯の多くが求める経済的負担の軽減や東葉高速鉄道の利用促進のためにも、任期4年のうちに割引率の引上げを実現したい」との答弁があったものの、現在に至るまで具体的な道筋は見えてきていない。

 

通学定期は通勤定期と異なり、その費用の多くが家計の負担となることから、更なる割引率引上げを望む市民の声は切実である。

 

また、人口減少が見込まれる将来を見据え、安心して子育てを行うことができる環境を整備し、幅広い世代の流入、定住の促進を図る上でも、通学定期の割引率引上げは必要である。

 

よって、 東葉高速鉄道の通学定期の割引率引上げを早期に実現するため、 今後の積極的な働きかけを強く求めるものである。

 

以上、決議する。

 

令和3年12月6日

八千代市議会

 

続いて今定例会でわたくしが登壇した際(12月7日)の質問および答弁の要旨を以下に記します。

 

今回は、「高齢者支援」、「女性活躍推進」、「ファミリー・サポート・センター」、「観光推進」の4項目について質しました。

 

◆高齢者支援について◆

【質問】

介護保険制度によって市町村が主体となって進める「介護予防・常生活支援総合事業」の実施経緯と現状は?

【答弁/健康福祉部長】

総合事業は、実施主体が市町村となり、地域の実情に応じて多様なサービスに取り組むことが可能となった。

旧来のサービスに留まっていた本市もこの10月より、要介護予防又は抑制に資する新たな事業「通所型短期集中予防サービス」に取り組んでいる。

「通所型短期集中予防サービス」は、参加者のセルフマネジメント力を向上させることが特徴で、理学療法士等がチームを編成し、身体の衰えと共に日常生活で困難となった動作を再び行えるよう目標を定め、面談を中心とした3か月間の介護予防プログラムを実践してもらうサービスである。

この3か月間の介護予防プログラムを通して、心身の活力を高め、プログラム終了後は地域活動等に積極的に参加することで、継続的な介護予防に繋がるものと考えている。

 

【質問】

集中して3か月間のプログラムを実践し、終了後は地域の集いの場や老人クラブに参加できれば理想的。この事業の今後の展開は?

【答弁】

「通所型短期集中予防サービス」は、現在、1事業所のみで実施のため、今後はより多くの事業所参入に向け内容を検討していく。

【要望】

介護申請で市民が来庁した際、総合事業「通所型短期集中予防サービス」に誘導するスムーズな窓口対応、オペレーションが必要。

また、事業名や内容が高齢者にわかりやすく伝わり、やる気を起こさせる工夫も。

 

【質問】

介護予防対策の現状は?

【答弁】

市内の各地域包括支援センターにおいて、地域特性を考慮しながら運動の習慣化、栄養改善、認知症予防等を目的とした介護予防教室を開催している。

また、住民主体の介護予防サロンへの運営補助を(本年11月現在で33団体あり)行っている。

今後は、リハビリテーション専門職が住民主体の通いの場で、介護予防等に関する技術的助言を行う事業を行っていく。

【要望】

現在6か所ある地域の高齢者相談窓口「地域包括支援センター」にわかりやすく親しみやすい愛称を付けてはどうか?センターの増設と合わせて検討を。

 

【質問】

買い物弱者である高齢者への支援の取組みは?

【答弁】

民間企業の協力を得て、現在、「株式会社京成ストア」と高齢者の安否確認を目的とした訪問販売「移動スーパーとくし丸」が稼働中。

今年度内に「株式会社カスミ」とも同様の締結し、移動販売開始に向け調整中。

 

【質問】

高齢者の外出支援の取り組みは?

【答弁】

公共交通利用が困難な地域に住む一定条件を満たした高齢者に対し,タクシー料金の一部助成による支援を行っている。

助成内容は、1回の乗車につき最大500円の助成が可能な利用券を年間48枚を上限に交付。

今後は福祉サービスに限らず、地域公共交通のあり方として様々な視点から検討が必要であると考えている。

【要望】

現在のタクシー券助成条件の見直しを。

加えて、庁内連携が必要だが端末を利用したデマンド交通の検討も要望。

 

 

◆女性の活躍推進について◆

 

【質問】

4月からスタートした「第2次やちよ男女共同参画プラン」では、女性の活躍推進に向けてどのような施策が?

【答弁/企画部長(男女共同参画センター所管】

「働く場における施策の推進」、「女性の自立と自己決定能力の向上」に取り組むこととして、必要な情報提供による就労支援や希望に沿った生き方を実現できるようロールモデルの紹介、電話相談等の支援も。

 

【質問】

政府の「女性活躍・男女共同参画の重点方針2022」では、第一に「女性の経済的自立」が挙げられていたが、本市においての女性の経済的自立に向けた計画は?

【答弁】

女性の就職や再就職を支援するセミナー等の情報提供、起業支援講座の実施、情報交換ができるようネットワークづくりの場を設ける計画がある。

【要望】

講座やセミナーについては、その後のネットワーク作りもスムーズなオンライン会議システム「ZOOM」を積極活用すべき。

 

【質問】

服部市長は「女性活躍」をまちづくりにどのように活かしたいとお考えか?

【答弁/市長】

未だ性別による役割分担が根強く残っているが、「だれもが活躍でき、尊重されるまち“やちよ”」の基本理念達成に向け、女性も安心して活躍できる八千代市となるよう積極的な取り組みを進めたい。

【要望】

市長自ら「イクボス宣言」しては?

職員のキャリアと人生を応援しながら、行政のトップとして結果を出していく、八千代の“ビッグボス”服部市長に期待と支援。

 

 

◆ファミリー・サポート・センターについて◆

 

【質問】

「ファミリー・サポート・センター」は、子育てにおける相互援助活動推進のために開設され21年目となるが、現在の課題は?

【答弁/子ども部長】

協力会員の固定化や地域偏在などの傾向があり、安定的に活動を続けるためには新規協力会員の確保が重要。

会員の意見を参考に、活動内容の充実とともに、事業の周知や地域の関係団体の理解と協力を得ながら、円滑な相互援助活動の推進に努めていく。

【要望】

「お互い様おかげ様」という助け合いの連鎖で、地域子育て支援体制の充実を今後も継続して欲しい。

 

 

◆観光推進について◆

 

【質問】

第5次総合計画では地域資源を活用し情報発信していくことが、人口流入と交流人口増につながるとあったが取り組み状況は?

【答弁/経済環境部長】

観光推進の新たな試みとして、村上緑地公園の彼岸花をドローン撮影し、動画配信サイトで公開したところ好評価を得た。

動画は観光推進の有効な手段と考える。

今後も観光資源の更なる発掘や活用、関係団体とも連携を図り,本市の魅力発信の充実に努めていく。

【要望】

村上緑地公園の彼岸花は埼玉県日高市の巾着田に劣らず見事、高低差があって写真映えするとの声あった。

八千代市の観光ビジョンを「花の観光都市」と謡い動画配信も好評とのことだが、観光資源としての花、特に新川千本桜、つつじ、バラは、植栽維持管理、祭りの開催まで、主に市民活動団体や市民実行委員会が担い、行政の姿が見えていない。

八千代市の観光、賑わいの創出は市民協働で取り組むべき。

観光に対する行政の熱意と本気を強く要望。

 

 

閲覧いただきありがとうございます。

新たな年が、皆さまにとって平和で健康で輝かしい年となりますようご祈念申し上げます。

わたくしも健康第一に、より一層精進し、研鑽を積み、本年も市政に尽くして参ります。