6月議会報告
令和4年度第2回定例会(6月議会)は、上程された議案全て原案可決、承認され、6月24日に閉会いたしました
ことをご報告申し上げます。
わたくしは特に、条例改正案で上程された「議案第12号 八千代市民の歯と口腔の健康づくり推進条例の改正」が
全会一致で可決したことは喜ばしいことと思っております。
この条例は10年前に制定されましたが、当初、第1条には、歯と口腔の「保持増進」のみでした。
それが今回の改正で「健康寿命の延伸」が加筆されました。
虫歯や歯周病予防に限らずオーラルフレイル(加齢によって口腔機能の低下が心身機能の低下にもつながる)のを防ぐためにも口腔ケアは必要です。
改正条例の施行は本年の10月1日です。
市民の健康づくりの推進に務めて参ります。
また、八千代市歯科医師会の先生方の研究では、口腔ケア、咀嚼能力の強化は、認知症の予防や転倒防止等の身体機能維持にも貢献していることをご教示いただきました。
その中で、以前は高齢者の集まりなどで歯科医師会が勧める「ガム噛みトレーニング」を行政も積極的に取り組んでいたのですが、コロナ以降ぱったり止まってしまったとのお声があったので、今福祉常任委員会で再開の要望をいたしました。
今後も八千代市歯科医師会では口腔ケアによる認知症予防、転倒防止等が介護保険料の軽減に結び付くよう努力邁進して参りますとの心強いお声もいただきました。
感謝申し上げます。
支援して参ります。
80歳になっても自分の歯を20本残そう!
と呼び掛ける「8020運動」は皆さんもよくご存知かと思いますが、高齢になってからではなく、妊娠中の女性や子どもたち自身の早めの意識付けが必要なのです。
推進には、母子保健、学校保健、成人保険、高齢者保健が関わりますが、八千代市の所管も子ども部、健康福祉部、教育委員会に跨ります。
市民の生涯にわたる歯と口腔の健康づくりは、庁内を横串で取り組み、推進する必要があることを強く感じました。