国際姉妹都市アメリカテキサス州タイラー市を訪問しました。
2019年10月、八千代市の国際姉妹都市アメリカテキサス州タイラー市を親善訪問団の一員として訪れました。
2回目の訪問となりましたが、懐かしく想うこともあり新たな刺激もあり、大変有意義な訪問となりました。
また、ご一緒させていただいた市民訪問団の皆さんと現地でいろいろな体験を共有し、今後の両市の交流についてお話しできたことも良いお土産になりました。(熱が冷めないうちにと、12月議会の一般質問で今後の姉妹都市交流について質問しました。)
今回の投稿は、滞在中の様子の一部ではありますが、主催である八千代市国際交流協会への報告リポートを掲載します。
八千代市国際交流会の機関紙「くりっピー」15号でも特集しておりますので、合わせてご覧ください。
なお、2020年1月15日(水)から17日(金)、勝田台駅地下コンコースのステーションギャラリーにて、9時から18時まで、「タイラー市への親善訪問団派遣事業写真展」開催いたしますので、どうぞご来場ください。
「姉妹都市交流 これまでも これからも」
わたしが姉妹都市タイラー市を訪れるのは今回で2回目です。
初めての訪問から26年が経ち、当時訪れた場所やお世話になった方々の記憶が曖昧であったり、薄れてしまったのが正直なところ。
でも逆を言えば、今回の訪問で出会った風景や人々をすべて新鮮な気持ちで受け止めることができました。
そして、両市の四半世紀を超える交流において、「変わらないことの大切さ」と「変わっていくことの大事さ」も感じました。
そう、初めて訪問した時の印象と変わらないこと、それは我々に対する「心からのおもてなし」です。
市役所表敬訪問の時、職員のみなさんが玄関から数十メートルに渡って並び、日の丸の小旗を振ってお出迎えいただいたことは、到着翌日で緊張しておりましたので、本当に心が温まりました。
ホームビジットでは、姉妹都市委員会の前会長宅を訪れ、お雛様や着物の帯を素敵なレイアウトで飾られているのを拝見したり、自家用車で市内を巡り、創立150年になる教会の日曜礼拝にも連れて行って下さいました。
パイプオルガンの響きと聖歌隊の歌声が清々として厳かな空間をもたらし、続く牧師さまのお話しでは
「音楽は人々の心を豊かに、幸せにするもの。」
とのメッセージが、まるで音楽好きなわたしに届けられているかのような気持ちになり大変感激いたしました。
「わたしたちは2年前に八千代市で素晴しい体験と思い出をいただきました。あなたたちは大切な友だちです。タイラー市での滞在を楽しんで下さい。」
と前会長は仰って下さいましたが、ご高齢なことも気がかりで、両市の27年の交流を経て、今抱える課題について伺うと、委員会メンバーの高齢化と新たな人材確保、財源の確保に苦慮されているとのこと。
まさに八千代市側も同じ状況です。
姉妹都市交流が一部の限られた人たちだけの行事になってしまっていないか、交流の内容や滞在日数に無理はないのか、組織は現状のままでいいのか、今回新たに始まった教育交流のように、経済交流や学生交流へと多様に発展する可能性はないのか、滞在中も考えておりました。
すると帰国後、嬉しいニュースが飛び込んできました。
在ヒューストン総領事が、四半世紀を超える両市の姉妹都市交流に興味を持たれ、タイラー市を訪れ、経済交流の可能性等について市長と懇談の場を設けたというもの。
継続の力を感じました。
そして、今こそ前向きな変化「変わっていくことの大事さ」も感じました。
皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。
最後に、交流窓口となっていただいているトニー・タダサさんの奥さまのキャサリンさんから『アクロスティック』(日本でいうところの「あいうえお作文」)と呼ばれる素敵なメッセージをいただいたのでご披露させていただきます。わたしたちも「アメリカの大切な友だち」のことをいつも想いたいですね。